2018年に誕生20周年を迎えたPOLAのホワイトショットが、新しくリニューアル!
新開発の成分を加えて、ますます機能がパワーアップしたようなのですが、一体今回はどんな成分を新たに配合したのでしょうか。
今回は新ホワイトショットの配合成分をじっくり考察し、シミ・そばかすへ期待できる効果や副作用の心配を明らかにしていきたいと思います!
目次
メラニン研究の最先端を貫くポーラが再び業界初の美白理論を発見
1998年、メラニンロック(後述で解説)のメカニズムを持つ美白有効成分ルシノール®を日本で初めて配合したホワイトショット。
以来、さらなる進化を追い求め、ポーラではこれまでに様々なメラニン研究を行ってきました。
そして今回新たに新発見されえたのが、肌本来が持つ“アライブクリア機能”です。
アライブクリア機能とは一体どんな機能なのか、これまでのホワイトショットの歴史を振り返りながらご紹介していきましょう。
メラニンロック機能を持つ美白有効成分・ルシノール®の開発
シミやそばかすの元・メラニンは、メラノサイト(色素形成細胞)の中で、チロシンとチロシナーゼが合体することによって生成されます。
このメラニンの生成過程に着目して開発されたのが、業界初のメラニンロック機能を持つルシノール®です。
ルシノール®はチロシナーゼの鍵穴とぴったり合う鍵を持つ成分で、チロシンが合体する前に、チロシナーゼと素早く合体する力があります。
チロシンと合体できないチロシナーゼを増やすことで、メラニンの生成を抑制することに成功しました。
しつこいシミの元・過脂化メラニンの抑制に成功
ポーラが次に目を光らせたのが、メラニンの過脂化です。
シミ部位のメラノサイトは、過酸化脂質を溜め込み、メラニンを過脂化しやすくなります。
過脂化したメラニンは、しつこい油汚れそのもの。肌にいつまでも居座る濃いシミへと変化していきます。
そこでポーラが開発した成分が、クロレラ・カッコン・アロエから抽出されたm-シューターと、アーティチョーク・ゆずから抽出されたクリアノールです。
メラニンの過脂化を招く活性酸素を除去し、過脂化メラニンの生成を防いでくれるこれらの複合成分は、2012年~2013年にかけて研究・開発されました。
肌本来が持つセルフクリア機能に着目
メラニン生成と過脂化を抑制、ここまでの研究・開発もすごいものですが、さらに驚いたのが、2015年に発見された“セルフクリア機能”です。
セルフクリア機能とは肌本来が自ら白くなろうとする力で、専門用語を使うと、表皮細胞内のメラニンキャップ(メラニンの塊)を分解する機能です。
子供の頃に日焼けをしても、冬が訪れると肌がキレイに治っていた…そんな経験がみなさんにもあるかと思いますが、まさしくこの機能こそがセルフクリア機能なんです♪
従来の美白研究では、メラニンの抑制だけが注目されていましたが、肌本来の力に目をつけるとは…さすが大手化粧品メーカーのポーラですね!
この新発見を機に、ポーラはビワの葉から抽出されるSCリキッドをセルフクリア機能サポート成分として新たに配合しました。
20年以上の美白研究から新たに発見!アライブクリア機能
わすかな期間で業界初の新事実を次々と発見してきたポーラが今回着目したのが、美白の新しい鍵となるアライブクリア機能。
アライブクリア機能とは、肌の中にあるメラノサイトが自ら移動し、メラニンを適切に分配する機能のことです。
これまで異変が合った場合のみ移動すると言われていたメラノサイトが、まさか常に移動していたなんて、これは業界がざわめくレベルの新発見です!
アライブクリア機能はストレスや加齢で停滞してしまう
アライブクリア機能とともに分かったことが、メラノサイトの移動を抑制する、メラノサイトABRと言う遺伝子です。
メラノサイトABRは、もともとシミが集中している部位や、ストレスや加齢によって過剰に発現すると言われ、メラノサイトが停滞しているシミ部位では、正常の部位に比べて約6倍ものメラニンが産生されるということが明らかになっています。
そこでメラノサイトの停滞に立ち向かう成分として、新たに開発された成分が、美白有効成分・ルシノール®とビタミンC誘導体に、海藻や植物から抽出されたマジョラムエキス、クジンエキスクリア、ショウキョウエキスを加えたポーラオリジナル複合成分『m-Aクリアエキス』です。
それでは新成分を追加配合したホワイトショットの成分を次項でじっくりと見ていきましょう!
ホワイトショットCXS・ホワイトショットSXSの成分を考察してみた
2018年2月より新しく発売された美白美容液「ホワイトショットCXS」と「ホワイトショットSXS」の無料サンプルを手に入れたので、成分考察を行いながら、実際に2つの商品を使ってみました。
※当記事でご紹介している口コミやレビューは個人の感想です。商品の効果・効能の出方には、個人差があります。
ホワイトショットCXS
商品名 | ホワイトショット CXS |
---|---|
メーカー | POLA |
内容量 | 25ml |
価格(税込) | 本体:16,200円 リフィル:15,120円 ラージリフィル:27,000円 |
みずみずしいテクスチャーが特徴的なホワイトショットCXSは、シュっと肌のすみずみまで浸透する薬用美白美容液。
美白有効成分をメラノサイトまで届けるCXSショットデリバリー処方で、ナノカプセルに内包された成分が、シミやくすみ、色ムラなどに素早くアプローチします。
ホワイトショットCXSの配合成分を考察
[box class=”yellow_box” title=”配合成分”]水、BG、エタノール、グリセリン、アスコルビン酸2-グルコシド、PEG-8、4-n-ブチルレゾルシン、グリチルリチン酸2K、ローズ水、オレンジフラワー水、水添大豆リン脂質、ショウキョウチンキ、ビワ葉エキス、ヨモギエキス、マヨラナエキス、レンゲソウエキス、海藻エキス-1、大豆リン脂質、クララエキス-1、ローズマリーエキス、ラウロイル加水分解シルクナトリウム液、無水エタノール、水酸化K、ジグリセリン、ショ糖脂肪酸エステル、クエン酸Na、濃グリセリン、オレイン酸ポリグリセリル、キサンタンガム、クエン酸、コハク酸ジエトキシエチル、ジエチレントリアミン5酢酸5Na液、メチルパラベン[/box]
ホワイトショットCXSで注目すべき成分はルシノール®EX・SCリキッド・YACエキス、そして何といっても新配合のm-Aクリアエキスでしょう。
配合成分 | 期待できる効果 |
---|---|
ルシノール®EX | メラニンの生成を抑制 |
SCリキッド | セルフクリア機能をサポート |
YACエキス | 糖化抑制(AGEs量の増加を抑制) |
m-Aクリアエキス | 肌のアライブクリア機能をサポート |
ホワイトショットCXSは肌全体に使う美容液ということもあり、黄ぐすみや色ムラに対応した成分が多く含まれていることがわかります。
そのため、シミというよりは、毎日コツコツ美白ケアをするためのアイテムとして使うのがいいかもしれませんね。
ホワイトショットCXSに副作用の心配はある?
一方で、ホワイトショットCXSには気をつけておくべき成分が含まれているのでしょうか。
成分を調べてみたところ、登場以来ずっと配合されているルシノール®に、白斑(肌が異常に白くなってしまう症状)の危険性があるとの情報が。
しかし、ルシノール®は美白研究を長年行ってきたポーラが20年間も配合し続けている成分なのですから、安全性に関しての問題はないかと思います。
ただし、ルシノール®などの美白有効成分は、肌に刺激を与える可能性があるため、敏感肌や乾燥肌の方は使用を控えた方がいいかもしれません。
ホワイトショットCXSを検証してみた
それでは頂いたサンプルで、ホワイトショットCXSの使い心地を確かめてみたいと思います!
浸透力
顔全体に使うホワイトショットCXSは、サラリとしたテクスチャーで肌なじみ抜群。
スーッと浸透する感覚が心地よく、思わず何度もつけたくなります。
保湿力
保湿力が足りないと言われる美白化粧品ですが、ホワイトショットCXSにおいては保湿成分もしっかり配合されているため、保湿+美白をキチンと叶えてくれます。
使用後もしばらく肌がモチモチ潤っていました。
ホワイトショットSXS
商品名 | ホワイトショット SXS |
---|---|
メーカー | POLA |
内容量 | 20g |
価格(税込) | 12,960円 |
コクのあるクリームで、気になる部分を集中ケアしてくれるホワイトショットSXS。
肌に密着性の高いエマルションが気になる部分にピタっと密着、SXSショットデリバリー処方でメラノサイトに美白有効成分を届けます。
ホワイトショットSXSの配合成分を考察
[box class=”yellow_box” title=”配合成分”]水、シクロペンタシロキサン、BG、グリセリン、POE・ジメチコン共重合体、無水ケイ酸、アスコルビン酸2-グルコシド、4-n-ブチルレゾルシン、グリチルリチン酸2K、ショウキョウチンキ、カッコンエキス、ビワ葉エキス、アロエエキス-2、マヨラナエキス、クロレラエキス、海藻エキス-1、ローズマリーエキス、アーティチョークエキス、クララエキス-1、ユズセラミド、高重合ジメチコン-1、ショ糖脂肪酸エステル、水酸化K、無水エタノール、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ワセリン、イソステアリン酸ソルビタン、クエン酸Na、エタノール、オレイン酸PEG、クエン酸、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ミリスチン酸、ジステアリルジメチルアンモニウムヘクトライト、酸化チタン、タルク、ジエチレントリアミン5酢酸5Na液、水酸化AI、フェノキシエタノール、メチルパラベン[/box]
ホワイトショットSXSもCXSと同じく、ルシノール®EXやSCリキッド、そして新成分のm-Aクリアエキスを配合しています。
その他に注目したい成分は、過脂化メラニンの生成を抑制してくれるm-シューターとクリアノールです。
配合成分 | 期待できる効果 |
---|---|
ルシノール®EX | メラニンの生成を抑制 |
SCリキッド | セルフクリア機能をサポート |
m-Aクリアエキス | 肌のアライブクリア機能をサポート |
m-シューター | 過酸化脂質を作る活性酸素を除去・保湿 |
クリアノール | 過酸化脂質を作る活性酸素を除去 |
ホワイトショットSXSは部分用で使う美白美容液ということもあり、シミに効果的な成分が多く含まれていますね!
肌全体に透明感を出すホワイトショットCXSと併用することで、さらに実感力がアップするかも!?
ホワイトショットSXSに副作用の心配はある?
前項で、ホワイトショットSXSもCXS同様、ルシノール®EXが配合されているとお伝えしました。
しかし、SXSもルシノール®EXの配合濃度が高いわけではないので、白斑などの心配は特にないと思います。
とは言え、肌に刺激を与えてしまうので、塗りすぎには注意!ご使用方法に従ってお使いくださいね。
ホワイトショットSXSを検証してみた
ホワイトショットSXSのサンプルも頂けたので、こちらも使用感を確かめてみたいと思います。
浸透力
こっくりとしたテクスチャーで、油分が多い感じがします。
しかし、適量を伸ばしていけば、肌がテカることもないので、お化粧の邪魔にはならないと思います。
決してベタつくわけではありませんが、私的には朝というより、おやすみ前のホワイトニングケアとして使っていきたいと感じる商品でした!
※新ホワイトショットの口コミや購入方法の詳細に関しては、以下の記事に記載しています。
まだホワイトショットをお使いになっていない方は、こちらの記事も是非チェックしてみてくださいね!
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ホワイトショット製品ラインナップ
新発売のホワイトショットCXSとホワイトショットSXS、魅力は十分に伝わったでしょうか?
しかし、優秀な商品は今回新発売された2商品だけではありません!
以前から発売されているホワイトショットシリーズの商品もかなり魅力的なので、まだ試したことがない方は、是非チェックしてみてくださいね!
商品 | 特徴 | 配合成分 |
---|---|---|
![]() ホワイトショットCX |
アライブクリア機能をサポートする薬用美白美容液
くすみや色ムラ、糖化をケアし、顔全体に透明感を出す |
|
![]() ホワイトショットSX |
ピンポイントを集中ケアする美白美容液
メラニンの過脂化を抑制、アライブクリア機能をサポートする |
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![]() ホワイトショットRX |
夏の肌不調と暑さにで起こる“皮脂ヤケ”に特化した美白ジェルクリーム
紫外線の影響でごわついた肌をほぐし、透明感のある肌へ |
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![]() ホワイトショットQX |
美容液約1本分を含んだ美白シートマスクとフィルム状美容液 |
|
![]() ホワイトショット インナーロックIXS |
からだの中からの透明感に着目した美容サプリメント
アライブクリア機能・セルフクリア機能のサポート、メラニンロック機能、糖化原因物質(AGEs)の除去に役立つ |
|
![]() ホワイトショット インナーロックリキッドIX |
透明感をアプローチする美容ドリンク
透きとおる美へと誘うクリアシトラス風味 |
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どの商品も聞いたことのない成分ばかりが配合されていますね!
でもご心配なさらず。実はコレ、全てポーラが独自で開発したオリジナル成分なんです。
これまでSCCJ(日本化粧品技術者会)や日本皮膚科学会、IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)など、多くの学会で定期的に研究発表を行っているポーラは、成分へのこだわりもトップクラス!
植物や海藻など、自然から抽出された成分を複合して日々オリジナル成分を開発しています。
メラニン研究をはじめ、肌に関する幅広い研究を行っているポーラ。今後の進化からも目が離せません!!!
まとめ
これまでメラニンロック機能、過脂化メラニンの抑制、肌本来が持つセルフクリア機能…と、様々な美白理論を新たに唱えてきたポーラ。
今回発見されたアライブクリア機能も、これからの美白ケアに役立つこと間違いなしですね!
進化し続けるホワイトショットで、早速美白ケアを始めてみては?