「シミのない真っ白な肌になりたい」
「しわやたるみを何とかしたい」
「ニキビ肌から卒業したい」
そんな肌の悩みを集中ケアで解決してくれる救世主、美容液。
でもいざ美容液を使ってみると、たちまちかゆみや湿疹が出たり、ヒリヒリと赤くなったり…。そういった辛い経験をされたことから、美容液を使うのが億劫になってしまった敏感肌さん、案外多いのではないでしょうか。
そこで今回は、敏感肌でも使える美容液の見つけ方と、同じく敏感肌に悩む方たちから人気の高い美容液をご紹介していきたいと思います!
目次
敏感肌について学ぼう
美容液について詳しく解説する前に、まずは敏感肌について少しお話していきたいと思います。
敏感肌って?
敏感肌とは化粧品や紫外線だけではなく、空気の乾燥や衣類などのちょっとした刺激にも反応してしまいやすい肌質のことを指します。
しかしこれはあくまでも一般的な捉え方で、実際のところ、敏感肌の定義というものはありません。というのも、敏感肌と言う言葉はもともと存在せず、知らないうちに世間で自然と使われるようになった言葉だからです。
ですから、具体的にこのラインから敏感肌という判断基準もありませんし、敏感肌と悩んでいる方々の肌質もみんなバラバラです。
ただし、共通点が1つだけあります。それは、肌のバリア機能が弱くなっているということ。
バリア機能とは
参考:ミノン公式サイト
私たちの肌表面には、外部の刺激から肌を守ってくれるバリア機能が備わっています。
このバリア機能の要素になるのが、天然保湿因子・皮脂膜・細胞間脂質と呼ばれるうるおいトリオです。これらが何らかの原因によって減少すると、バリア機能は徐々に低下し、敏感肌をつくってしまいます。
美容液で肌トラブルが起こるのはどうして?
バリア機能が低下する原因は様々ですが、一番多く挙げられるのが、なんと間違ったスキンケア方法。過去に美容液で肌トラブルを起こした方も、自分の肌に合わない成分が入った化粧品を使ったり、使い方を誤ったりしていることが問題と考えられますね。
逆に言うと、自分の肌に合った化粧品を正しく使えば、美容液であろうと化粧水であろうと肌トラブルはほぼ起こりません。では次に、美容液を選ぶときのコツと、正しい使い方を学んでいきましょう。
美容液の基本
美容液は化粧水や保湿剤に比べ、肌の悩みに対して効能・効果を発揮する訴求成分が多く配合されています。
※ただし、定義として配合量は決まっていないので、化粧品メーカーによって化粧水や乳液の方が訴求成分を多く配合している場合もあります。
保湿美容液 | 肌をうるおす複数の保湿成分が多く配合されている美容液 |
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美白美容液 | シミやそばかすを防ぐ美白有効成分が配合されている美容液 |
エイジングケア美容液 | しわやたるみを防ぐ成分が多く配合されている美容液 |
他にも種類はありますが、大きく分類すると上記のタイプの美容液が主流です。
では敏感肌に一番適した美容液はどれなのでしょうか。
敏感肌が選ぶべき美容液
前項で敏感肌についてお話した内容を思い出してみてください。敏感肌は、肌のバリア機能が低下しているとお伝えしましたね。つまり、肌のバリア機能を正常に戻すためにはうるおいを取り戻すこと=保湿美容液を選ぶのが正解なんです。
注目したい成分
保湿美容液に含まれている保湿成分は商品によって様々あります。
- セラミド
- コラーゲン
- エラスチン
- ヒアルロン酸
- プラセンタ
- スフィンゴ脂質
- レシチン
- スクラワン
- ワセリン
などなど。その中でも特に注目したい成分がセラミドです。
セラミドはバリア機能をつくるうるおいトリオの1つ、細胞間脂質の主成分。セラミドは水分を抱え込む性質があるので、補うことによって肌の乾燥を防ぐことができます。
おすすめはヒト型セラミド
化粧品に含まれるセラミドはいくつか種類があります。
ヒト型セラミド | 別名をバイオセラミドとも言い、人間の肌に存在するセラミドと同じ性質を持つ |
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動物性セラミド | 天然セラミドとも呼ばれ、豚や馬の体内から抽出されたセラミド |
植物性セラミド | 米ぬかや胚芽などから抽出したセラミドで、保湿効果がやや低い |
疑似セラミド | 石油系の原料から合成してつくられているセラミドで、他のセラミドに比べると肌に刺激が強い |
どのセラミドを選べばいいのかは一目瞭然ですね。そう、私たちが持つセラミドに近いヒト型セラミドです。
セラミドには番号がある
化粧品の内容成分を見ても、ヒト型セラミドとは表記されていません。じゃあどうやって見分けるのか疑問なところですよね。実はヒト型セラミドは、セラミド1・セラミド2・セラミド3…というように、番号がついているんです。番号は10以上ありますが、その中でも要チェックな番号が1~6までです。
なるべく避けたい成分
敏感肌に今必要なのはあくまでも保湿成分。それ以外の余計な成分が入った商品は、なるべく避けた方が無難です。
- アルコール(エタノール)
- 香料・着色料
- ハイドロキノン
- ビタミンC誘導体
- 精油(エッセンシャルオイル)
ご覧の通り、美容に良さそうな成分もありますが、これらも敏感肌が改善されるまではスルーしましょう。
また、オーガニック・無添加を謳っていても、内容成分は必ず確認して下さい。なぜならば現時点、日本ではオーガニックも無添加もキチンとした規定がないからです。極端な話、化粧品メーカーがオーガニックや無添加を謳えば、その商品はオーガニック・無添加として成立してしまいます。
もちろん、全ての化粧品メーカーがちゃんと肌のことを考えて化粧品を作っているので、オーガニックや無添加の化粧品を否定するわけではありません。しかし謳い文句だけではなく、内容成分を確認し、自分がキチンと理解した上で商品を選ぶのが一番安全だと言えます。
敏感肌におすすめ美容液ランキング
ではここで、同じ敏感肌に悩むみなさんの評価や、内容成分を基準にした敏感肌向けおすすめ美容液を発表して参りたいと思います!実際に使った方の口コミも併せてご紹介しますので、是非参考にしてくださいね。
セラミド入り美容液3選
まずは先程紹介した注目成分・セラミド入りの美容液をドドンと発表しちゃいます!
【第3位】エクラフチュール(アルビオン)
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内容量 | 40ml |
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価格 | 10,000円(税抜) |
乾燥肌にも敏感肌にも人気の高い美容液で、セラミド2・3を配合しています。他にも肌を正しいサイクルに直してくれるアルギニンや、アミノ酸誘導体のひとつ、アセチルグルタミン酸が配合され、みずみずしいうるおった肌へと導きます。 |
【第2位】セラミドスキンケア モイスチャライジングセラム(エトヴォス)
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内容量 | 50ml |
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価格 | 4,000円(税抜) |
セラミドがなんと5種類も配合されている高保湿美容液。さらにヒアルロン酸・スクワラン・ホホバオイルなどの保湿成分も含まれており、美容液だけじゃなく乳液としてもつかえちゃう優れものです♪ |
【第1位】アヤナス エッセンス コンセントレート(ディセンシア)
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内容量 | 36g |
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価格 | 7,500(税抜) |
敏感肌専門ブランド・ディセンシアから販売されている美容液で、普通のセラミドよりも肌の角層に浸透しやすいナノサイズのセラミドを配合しています。また、くすみの原因である糖化をブロックするコウキエキス、シモツケソウエキスも配合。とろみのあるテクスチャーで、乾燥がひどい冬の時期にもおすすめです。 |
[btn]アヤナスの詳細についてはこちら[/btn]
プチプラ高保湿美容液3選
セラミドは保湿成分の中でも少しお高めな成分。そのため、どうしてもセラミド入り美容液は手が出しづらい商品が多いんですよね~。しかしご安心を。セラミドが入っていなくても保湿力に優れた美容液はたくさんあります!
次に、セラミド以外の保湿成分が入っている、市販品のプチプラ美容液をご紹介していきたいと思います。
【第3位】ホワイトラベル 贅沢プラセンタのもっちり白肌美容水(ミックコスモ)
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内容量 | 180ml |
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価格 | 1,000円(税抜) |
胎盤から抽出したエキス、プラセンタをたっぷり配合した化粧水タイプの美容液です。ベタベタしないのに、肌にうるおいとハリを与えます。 |
【第2位】敏感肌用美白美容液(無印良品)
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内容量 | 50ml |
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価格 | 1,400円(税込) |
美白有効成分のビタミンC誘導体(ビタミンC-2-グルコシド)が含まれていますが、こちらは低刺激なビタミンC誘導体なので特に問題はありません。肌に水分を与えるグリセリンと、それを閉じ込めるオリーブ油やホホバ油が入っているので、化粧水を省いて使ってもOK。 |
【第1位】美容液 ノンアルコールタイプ(ちふれ)
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内容量 | 45ml |
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価格 | 600円(税抜) |
トレハロースやヒアルロン酸など、5つの保湿成分を配合。しかも、余計な成分が入っていないシンプルな美容液です。内容量も多く、コスパの高い優秀アイテムですね。 |
たった100円!?混ぜて使う美容液3選
驚くことに、100円ショップ・ダイソーでも美容液が販売されているってご存知でした?
こちらは単体として使うより、化粧水やシャンプーなどに混ぜて使うと効果アリとのこと。では次に番外編として、口コミ評価の高い100円美容液を3つご紹介したいと思います。
ヒアルロン酸
〈口コミ〉
たまに使うには、良いかもですね。ジャバジャバ使えるので、朝晩で一本分使ってしまえるくらい!ヒアルロン酸なのに、ベタベタしないので気軽に使えます。手持ちの化粧水に混ぜて使うのも、いいですね。すーっと伸びて、いい感じです。
参考:@cosme口コミ(ももんPironさん/44歳・乾燥肌)
モイスチュアエッセンスcV
〈口コミ〉
密封されているのでハサミでカットしてから使うタイプの物です。新鮮な状態で使い切れるサイズとコラーゲン原液というのが良いですね。肌はあまり強い方ではありませんが問題なく使用できています。ハリの欲しい目元や口元に使っていますがサラッとしたテクスチャーで浸透が早くすぐに肌へ吸収され、モチモチな触り心地になります。
参考:@cosme口コミ(なあu3uさん/26歳・乾燥肌)
RJローション
〈口コミ〉
同じくダイソーのお酒の化粧水に混ぜて使ってます。これイイです。化粧水も100円、RJローションも100円で、しっとりお肌になれます。小分けにして持ち歩いて乾燥が気になった時にスプレーをしたり・・。今まで使っていた高い化粧水がなんだったのか?と思うくらい安い化粧水がこれを入れるとバージョンアップ。手放せません。
参考:@cosme口コミ(あんぱんママさん/42歳・敏感肌)
間違えがち!美容液を塗るタイミングと正しい塗り方
さて、美容液で肌トラブルが起こるのは肌に合わない成分と、もうひとつ何とお話したか覚えていますか?そう、使い方ですね。せっかく美容液を使っても、タイミングや塗り方を間違えてしまっては意味がありません。肌トラブルを起こさないためにも、美容液を塗るタイミングと、正しい使い方をマスターしていきましょう!
美容液はいつ塗るのが正解?
間違ったスキンケアでありがちなのが、美容液と保湿剤(乳液やクリーム)をつける順番です。
みなさんは正しい順番でスキンケアアイテムを使っていますか?スキンケアアイテムの役割は以下の通り。
化粧水 | 肌に水分を補う |
---|---|
美容液 | 気になる箇所を集中ケアする |
乳液・クリーム | 水分の蒸発を防ぐため、肌にフタをする |
簡単に説明するとこんな感じで、各アイテムの役割がちゃんと決まっています。
これらを理解して考えるとわかりますね。
美容液は、化粧水の後に使用するのが正解です。ただし、美容液で化粧水のように肌に水分を与えられるのであれば、化粧水を省いて美容液から塗ってしまっても構いません。
美容液の正しい使い方
最後に、美容液の正しい使い方を覚えましょう。基本的に、化粧水も美容液も正しい使い方は同じです。
手の平で美容液を少しあたため、浸透力を高めてから顔全体にやさしくなじませます。
このとき、肌を擦ったり、叩いたりするのは絶対にやめてくださいね。ハンドプレスをして、肌が手に吸い付くようになったらOKです。その後、乳液またはクリームで美容成分を肌に閉じ込めましょう。
敏感肌向けの低刺激乳液、保湿クリームに関しては以下の記事に記載しています。こちらも併せてご覧くださいね。
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まとめ
あらゆる肌トラブルから私たちを救ってくれるスキンケアアイテム、美容液。
しかし、敏感肌を救ってくれる美容液はなかなか見つからないですよね。
敏感肌の原因は肌バリア機能の低下です。肌の水分を保持する美容液を見つけることで、敏感肌は徐々に改善されていきますよ。また、美容液の効果を最大限に発揮させるためにも、正しいスキンケア方法を実践していくことが必要です。